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フランチェスカな日々。

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 新しくメイドをやとった。
 が、なにかヘンだ。おかしい。
 微妙にこの人はズレている。
 初めて会ったとき、この人はこう言った。
「どうか私をおそばにおいてください」
 女性にこんなことを言われて悪い気がするはずがない。ところがつづけて、こう言った。
「そうすれば私が鉛の弾を喰らわずにすみます」
 ・・・ハァ? あんたどこかの組織から命狙われてるの? っていうか、俺を弾よけにしようという魂胆?
 さらに、
「プテラノドンをよけることもできるのです」
 どこにプテラノドンがおんねん!! 今は白亜紀ですかー!!? とおもわずスリッパをもってバックブローでつっこみたくなるのを必死にこらえた。

 まあ、段々慣れてはきたが、それでも反射的につっこみたくなることがある。
「今宵私をおそばにおいてくださいまし」
 ドキッ。
「もしもその願いがかなうのなら、私の胃を一つ神にささげましょう」
 って、あんたは4つも5つも胃があるんですかい! 牛ですかー!!? 反芻とかしますかー? もういい。寝る。
「おやすみなさいませ、ご主人様。ご主人様の眠りがうにゅう神に見守られんことを」
 ・・・そんなものに見守られたくはないんですけど。

 そんなこんなな日々。

「ご主人様の悪夢はこの左腕の縮潰砲(ディジェネレイタ)で消滅せしめるので安心してお休みください」
 いや、一番消滅させたいのはあなたのその口・・・zzz。

-Fin.-

 

(あなたの好きなフランチェスカの物語はこれですか?
それともこちらですか?
それとも・・・。)

 

(2003/10/28)

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