index >> 小説置き場「悪夢は」 >> だめフランチェスカな日々。

 

だめフランチェスカな日々。

--

 新しくメイドをやとった。
 が、なにかおかしい。というか、身の危険を感じる。
 初めて会ったとき、この人はこう言った。
「どうか私をおそばにおいてください」
 美しい女性にこんなことを言われれば、誰だってドキッとするだろう。ところが続けてこう言った。
「そうすれば私の食費がうきます。もちろん、家賃もタダで済むのです」
金目当てですか、はぁ。まあ、メイドだしね。

 とある日の昼食。
「ご主人様に誓って昼食に砒素が入っている確率は100%です」
「こんなもの喰えるかー!!」
「うふふふふ、ウソに決まっているじゃないですか。もっとも私、あまり冗談が好きじゃないのですが」
 ??? 疑心暗鬼に駆られながらなんとか昼食をたいらげる。すると、様子を見に来た彼女が、
「ご主人様? あら、まだ生きてる。生命保険が下りると思いましたのに、残念」
と言う。っていうかいつの間に保険金かけられてたんですかー!?

 そんなこんなな日々。

 ある夜。ベッドにて。
「ご主人様、またお買い物リストにコンドームを書き加えなければなりませんね。頑張りすぎじゃないんですか? まあ私は腹上死でもよいのですけれども」
たすけてー。

-Fin.-

(あなたの好きなフランチェスカはどちらでしょうか?)

(2011/1/24)

 

back    ひどく濁った水晶から来た方はこちら